JAPOLACとDEVNET 日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国における協力体制を模索


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)のリッテル・ディアス代表理事は、一般財団法人DEVNETの明川文保CEOと会談し、日本とラテンアメリカ・カリブ海地域との協力強化に向け、意見交換を行いました。

会談では、貿易促進、特に中小企業が日本とラテンアメリカ・カリブ海地域の新たなビジネスチャンスを掴めるよう支援する為に、両者の協力が不可欠であることが話されました。

また、両地域が相互に利益を得られるような経済発展を促進し、持続可能なパートナーシップを構築するという両者の想いを確認する機会となりました。
ディアス博士は、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との貿易、国際教育、文化交流を促進し、情報交換、コミュニケーション、ネットワークの重要なプラットフォームとして役割を果たしてきたJAPOLACの活動について詳しく説明しました。

明川氏は、共同プロジェクトを通じて国際開発を推進するDEVNETの使命を強調されました。また、同氏は、DEVNET の広範なグローバル ネットワークが、持続可能な開発ソリューションの促進、技術革新の活用、起業家の支援にフォーカスし、永続的な社会経済的影響を生み出すことに注力していると述べました。

会談は、両組織の戦略的目標に沿ったプロジェクトを今後、具体的に検討していくという共通の認識で締めくくられました。

DEVNETについて

DEVNETジャパンは、持続可能な開発と国際協力を推進する国連加盟の非政府組織(NGO)であるDEVNET International の支部です。

千葉大学工学部にてパナマ工科大学学生の研修を実施


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)主導のもと、パナマ工科大学(UTP)の教授1名と学生3名は、千葉大学工学部で2月中旬に行われる研修への参加が決定しました。この取り組みは、半導体研究分野における学術協力と知識交流を強化することを目的としています。

今回の研修では、次世代技術におけるエネルギー効率と環境持続可能性の向上に不可欠な要素である、半導体デバイスの熱を管理する革新的な手法に焦点を当てた意見交換がなされる予定です。

研修に先立ち、JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事も参加し、オリエンテーションが開催されました。同セッションでは、UTPと千葉大学がこの重要な分野で共同研究を行う意義や研究目的の概要が説明されました。

ディアス博士は、サクラ・サイエンス・プログラムのもと、今回の研修を企画してくださった千葉大学に感謝の意を表し、日本とパナマの科学技術革新の促進における学術交流の重要性を強調しました。

JAPOLACは、日本、ラテンアメリカ・カリブ海地域の大学間の学術的パートナーシップを支援し、関係強化に引き続き取り組んで参ります。

駐日ホンジュラス共和国大使館、JAPOLACの名誉会員に加入


1月10日に開催された会合で、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の代表理事であるリッテル・ディアス博士は、駐日ホンジュラス共和国大使館がJAPOLACの名誉会員として正式に加入した旨の通知を受領しました。本通知は、ホンジュラス共和国大使館にて開催された会合の場で、ホンジュラスのハロルド・ブルゴス大使閣下より手渡されました。

駐日ホンジュラス共和国大使館が当協会の名誉会員に加わって下さったことは、JAPOLACと中南米・カリブ海諸国の大使館との結びつきを一層強める重要な一歩となります。この出来事は、JAPOLACが両地域の文化・経済をつなぐ架け橋となり、相互理解を促進するとともに、共通の関心を持つさまざまな分野での協力関係を推進するという揺るぎない使命を改めて示すものです。

同大使館の加入を受け、ディアス博士は、ホンジュラス大使がJAPOLACに寄せる信頼に対し深い感謝の意を表しました。そして、今回の名誉会員としての承認は、JAPOLACが中南米・カリブ海地域の認知度向上に貢献し、日本における同地域の外交機関の活動を支援し続けてきた努力の証であると強調しました。

ホンジュラス共和国大使館の加入により、JAPOLACは日本と中南米・カリブ諸国を結ぶ情報・交流・ネットワーキングの重要なプラットフォームとして、さらにその存在感を高めることとなります。
ディアス博士はまた、JAPOLACが今後も同地域の外交機関と緊密に連携し、両地域の発展に寄与する取り組みを推進していく決意を改めて約束しました。

今回の加入により、JAPOLACは12カ国の外交使節団を名誉会員に迎え、当協会の活動の幅や代表力が一層強化されたと言えるでしょう。

2025年 新年会を開催


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)は、理事および会員の皆様と、毎年恒例の新年会を開催しました。代表理事のリッテル・ディアス博士の司会のもと、2024年の成果を振り返り、2025年に向けたロードマップを共有する貴重な機会となりました。ディアス博士は、日本と中南米・カリブ諸国との結びつきと協力関係を促進するJAPOLACの使命に対する理事、会員の皆様からの支援と献身に対し、心からの感謝の意を表しました。

2024年の主な取り組みとして、千葉大学とチリ・サンティアゴ大学の間でスタートしたオンライン学術プログラムの成功を挙げ、また、2025年大阪万博における中南米・カリブ地域の料理紹介に向けた、くら寿司とのコラボレーションを紹介し、JAPOLACが推進する文化交流の好例であると述べました。さらに、駐日ホンジュラス共和国大使館を新たにJAPOLACの名誉会員として迎え入れたことを発表し、中南米・カリブ地域の在外公館との結びつきのさらなる強化に向けた重要な節目となったことを強調しました。

2024年の成功を踏まえ、ディアス博士から2025年の活動計画が説明されました。具体的には、6月に開催予定の「第1回エクアドル文化フェスティバル」に向けた準備が進んでおり、エクアドルの豊かな食文化、音楽、舞踊、観光、特産品を紹介する内容となることが発表されました。また、4月から5月にかけて千葉大学で開催される一連の外交講演会については、エクアドル、キューバ、グアテマラの大使館による講演を通じて、学術・文化交流をさらに深めていく方針を示しました。

くら寿司記者会見で中南米・カリブ海の料理を紹介


12月12日、JAPOLACシニア・ディレクターのニール・バトラー氏は、くら寿司が主催した記者会見に出席しました。会見では、2025年大阪万博のくら寿司パビリオンで、70カ国・地域の代表的な料理が提供されることと、料理のメニューが発表されました。

会見は田中誠副社長のスピーチで始まり、「回転ベルトは、世界を一つに。」というコンセプトについて説明が行われ、世界70カ国・地域の代表的な料理を再現、提供し、グローバルな食の交流を目指すことが発表されました。70カ国・地域のうち、ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)からは13カ国が参加し、この地域の豊かな食文化が紹介されます。

ドミニカ共和国大使であり、ラテンアメリカ・カリブ海諸国首脳会議(GRULAC)会長であるロバート・タカタ閣下は、参加するLAC諸国を代表し、大阪万博2025で同地域の多様な食文化を紹介するこの画期的な取り組みについて、くら寿司に感謝の意を述べられました。

タカタ大使はまた、文化の架け橋となり、友好を育み、世界各地の相互理解を深める上で、食は極めて重要な役割を果たすことを強調されました。

記者会見では、ラテンアメリカ・カリブ海諸国13カ国の料理が紹介されました:

  • • ベリーズ: ハバネロチキン
  • • ブラジル連邦共和国: ポンデケージョ
  • • ボリビア多民族国: ピカンテデポジョ
  • • コロンビア共和国: パパクリオージャ オガオソース
  • • チリ共和国: エリソス
  • • キューバ共和国: ロパビエハ
  • • ドミニカ共和国: ペスカド・コン・ココ
  • • グアテマラ共和国: グアテマラコーヒーゼリー
  • • ホンジュラス共和国: カルネアサード
  • • ペルー共和国: セビーチェ
  • • パナマ共和国: エンサラダデフェリア
  • • トリニダード・トバゴ共和国o: ダブルス
  • • ウルグアイ東方共和国: アルファフォーレス

日本国内に550店舗を展開する世界有数の回転寿司チェーンとして知られるくら寿司が、世界の料理を讃え、万博に訪れる世界中のみなさんが笑顔になるような楽しい食体験の提供を目指したこのプロジェクトは、万博での提供に加え、2025年2月7日からは各店舗でも、これらの料理を楽しむことができます。

この取り組みは、2025年大阪万博の食環境を向上させるだけでなく、各国の文化を結びつけ、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との絆を強める世界共通言語として『食』が果たす重要な役割を再確認できる貴重な機会となるでしょう。