グアテマラ大使との実務会議


一般社団法人日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の代表理事であるリッテル・ディアス博士は、駐日グアテマラ共和国特命全権大使マヌエル・ロルダン閣下とミーティングを行い、今月末に千葉大学にて予定されている同大使によるグアテマラに関する講演会について協議しました。

本講演は、JAPOLACが2025年に開始した「外交講演シリーズ」の一環として実施されるものです。このユニークな取り組みは、日本に駐在するラテンアメリカ・カリブ諸国の大使を日本の大学に招き、当該国の歴史、地理、文化、経済、社会、そして日本との現在の国際関係について、英語で講演が行われます。

本プログラムは、大学という学術的な場において学生と大使が直接交流することにより、同地域に対する理解を深め、異文化間対話を促進するとともに、将来的な学術・職業交流の可能性を広げることを目指しています。すべての講演は英語で実施され、学生が国際的なコミュニケーション能力を向上させつつ、外交の現場で活躍する高官からグローバルな課題について直接学べる貴重な機会となっています。

会議では、ロルダン大使とディアス博士が、講演のテーマや構成について意見を交換し、日本の若者にグアテマラの視点を伝えることの意義についても確認しました。ロルダン大使は、外交と教育を通じて知識と友情の架け橋を築くというJAPOLACの取り組みに対し、深い感謝の意を表されました。

JAPOLACは今後も、日本に駐在するラテンアメリカ・カリブ諸国の大使館の活動を積極的に支援し、同地域と日本との文化的、教育的、学術的なつながりを一層強化するための取り組みを推進してまいります。

エルサルバドル共和国大使館 日本・エルサルバドル外交関係樹立90周年を記念する文化展を開催


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の代表理事であるリッテル・ディアス博士は、東京都江東区の夢の島熱帯植物館で開催された文化イベント「エルサルバドル展:国樹と自然の不思議」に出席しました。本展示は、エルサルバドルと日本の外交関係樹立90周年を記念し、2025年4月22日から5月11日まで開催されました。

この展示会は、在日エルサルバドル共和国大使館のご協力により開催され、エルサルバドルの国樹「マキリシュアット(Maquilishuat)」を中心に紹介されました。この樹木は、繊細なピンクと白の花を咲かせ、日本の桜を彷彿とさせることから、両国の自然美を結ぶシンボルとされています。なお、夢の島熱帯植物館には、日本で唯一のマキリシュアットの個体が植えられており、両国間の特別なつながりを象徴しています。

本展示では、マキリシュアットの象徴的意義に加え、500種以上の鳥類、100種を超える樹木、多くの火山や海岸風景を通じて、エルサルバドルの多様性が紹介されました。

ディアス博士は、駐日エルサルバドル共和国特命全権大使ディエゴ・ダルトン閣下に対し、心より祝意を伝えました。本展示は、エルサルバドルの自然の美しさを称えるだけでなく、日本とエルサルバドルの永続的な友好と文化的絆を再確認する貴重な機会となりました。このような展示は、相互理解の促進、国家間の関係深化に対し、文化外交がいかに重要かを示す素晴らしい例となったと言えるでしょう。

コスタリカの半導体セミナーに参加


2025年4月24日、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)のビジネス開発アドバイザーであるフレディ・アルミホス氏は、都内にある米州開発銀行(IDB)アジア事務所で開催されたセミナー「コスタリカの半導体セクターにおけるイノベーションと機会」に参加しました。

このセミナーは、在日コスタリカ共和国大使館とIDBアジア事務所が共催し、政府関係者、専門家、ビジネスリーダーが一堂に会し、コスタリカのグローバル半導体サプライチェーンにおける同国の位置づけについて議論が行われました。IDBアジア事務所の芹生太郎代表の開会のご挨拶ではじまり、その後、マヌエル・トバル コスタリカ貿易大臣による基調講演があり、コスタリカ経済における半導体産業の戦略的重要性が強調されました。

続いて、在日コスタリカ共和国大使館 貿易・投資促進部門のマリアネラ・ピエドラ氏によるプレゼンテーションが行われ、コスタリカのインフラ、人材、そして高度技術製造における豊富な経験について紹介されました。

その後の円卓会議では、半導体業界における主要な課題と新たな機会について、官民の参加者の間で議論が交わされました。セッションの締めくくりには、アルノルド・アンドレ コスタリカ外務大臣が閉会の辞を述べられ、国際協力の重要性が改めて強調されました。セミナーの最後には、産業界、政府、外交関係者による交流の場としてネットワーキングセッションが開催されました。

昨年、JAPOLACの代表理事であるリッテル・ディアス博士は、マヌエル・トバル大臣のご招待により、コスタリカの半導体産業ロードマップの公式発表会に出席するためにサンホセを訪問しました。この重要なイベントは、先進技術と持続可能な産業への国際的な投資先としてコスタリカを位置づけようとする同国の戦略的ビジョンを強く印象づけるものでした。

JAPOLACは、高付加価値産業の発展に対するコスタリカの強いコミットメントを高く評価し、同国のイノベーション、持続可能性、そして日本の半導体企業との戦略的連携の促進に向けた取り組みを引き続き支援してまいります。

国連大学でのボリビア副大統領講演会に出席


2025年4月24日、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)のアジョイ・シンハ・ロイ専務理事は、東京の国連大学(UNU)で行われた、ボリビア多民族国副大統領 ダビド・チョケワンカ・セスペデス閣下の講演「均衡への回帰と“良く生きる”」に出席しました。

ロイ氏は、在日ボリビア多民族国大使館からのご招待を受け、JAPOLACを代表して本講演会に参加しました。この講演は、チョケワンカ副大統領による日本公式訪問の一環として実施されたもので、日本の政府高官との会談や、様々な外交・学術的な活動が含まれていました。

講演の中で副大統領は、「ビビール・ビエン(よく生きる)」というボリビアの先住民哲学を深く考察し、人類と母なる大地との調和を取り戻すための5つの重要な原則として、自然の法則への尊重、先住民の知識の再評価、補完性の促進、エコロジカルバランスの追求、そして共同体の幸福を中心とした地政学の構築を強調されました。

JAPOLACは、ラテンアメリカおよびカリブ地域の各国大使館と連携し様々な活動を行っています。その一環として、昨年、在日ボリビア多民族国大使館および日本有数の寿司チェーン「くら寿司」との協力のもと、ボリビアの伝統料理「ピカンテ・デ・ポジョ」の試食イベントを開催いたしました。現在、この料理は2025年大阪万博のくら寿司パビリオンにて提供されています。

JAPOLAC代表理事、ピースボート船上で開催された特別展を訪問


一般社団法人日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の代表理事であるリッテル・ディアス博士は、ピースボートの世界航海の一環として、ノーベル平和センターとの共催により船上で開催された特別展「人類へのメッセージ(A Message to Humanity)」を訪れました。

本展は、ノルウェー・オスロにあるノーベル平和センターと共同で企画されたもので、ノーベル平和賞受賞者の力強いメッセージと物語を、世界各地の来場者に届ける巡回展示です。中でも、広島と長崎の原爆を体験した被爆者(Hibakusha)の証言は、今日の不安定な国際情勢の中で、平和の推進と核廃絶の必要性をあらためて強く訴える内容として、特に重要な役割を果たしていると言えます。

ディアス博士は主催者に対し、次のように心からの賛辞を述べました:「ピースボートとノーベル平和センターの皆様によるこの素晴らしい取り組みに心から敬意を表します。本展示は、平和、そして困難な状況の中でも立ち上がれる力についてメッセージを伝えるとともに、私たち一人ひとりがより平和な世界を築くために担う道徳的責任を、静かに、そして力強く思い出させてくれる美しく洗練された空間です。」

今回の訪問は、ピースボートとの親密な関係を象徴するものであり、2024年にはJAPOLACがピースボート創設40周年記念行事を支援したことにより、両団体の絆は一層強固なものとなりました。両団体は、地球規模の平和と異文化理解の推進という価値観を共有しています。

「人類へのメッセージ(A Message to Humanity)」は、ピースボートとノーベル平和センターによる初の公式共同プロジェクトであり、物語と創造的表現を通じた平和教育と対話の推進に向けた両者の強いコミットメントを示すものです。本展は、各寄港地で市民にも開放され、世界中の人々にメッセージを届けています。

地政学的緊張の高まり、環境問題の深刻化、人間の尊厳への脅威が増す現代において、国際協力の推進は益々重要になっており、JAPOLACは今後も、ピースボートとの協力関係をさらに発展させ、その役割を果たせるよう努めていく所存です。