チリ・サンティアゴ大学による千葉大学学生向け 第1回短期オンラインプログラムの閉講式を開催


4月4日、ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の支援のもと行われた、チリ・サンティアゴ大学による千葉大学の学生を対象とした初の短期オンラインプログラムの閉講式を行いました。

閉講式では、JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事が、両大学の学生と教職員の皆様に向け、プログラムの成功への祝辞を述べました。また、鉱業、ワイン醸造、サケの養殖、林業など、チリの主要な産業分野を含むチリの概要について熱心に学んだ千葉大学の学生を称えました。ディアス博士は、異文化理解を深め、日本とチリの学生間の有意義な交流を促進する上で、このプログラムは非常に重要であると述べました。

さらにディアス博士は、教育現場でさらなるデジタル化が進んでいくことに言及し、その費用対効果の高さと、国際的な学術協力の拡大にプラスに働くことを強調しました。また、この短期オンラインプログラムは、千葉大学とサンティアゴ大学とのより深い学術協力への道を開くものであると述べました。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、日本の大学生に中南米カリブ海諸国に関する実践的な知識を提供し、同地域への留学や旅行を促すことを目的としています。また、英語による国際コミュニケーションの貴重な機会にもなっています。結果として、これらのプログラムは国際的な学術協力の好例となっているだけでなく、学生の教育経験をより豊かなものにしていると言えます。

閉会式には、駐日チリ共和国リカルド・ロハス特命全権大使、小澤弘明千葉大学副学長(教育・国際担当)、セサール・ロス・アジア研究核(ASN)所長(チリ・サンティアゴ大学高等研究所上級研究員)にもご出席いただきました。

千葉大学 高垣美智子教授との昼食会


JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、千葉大学園芸学部教授の高垣美智子先生のご退職に際し、昼食会を開催しました。

ディアス博士は、JAPOLACの大学国際化プログラムを通じて、千葉大学とラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)の様々な学術機関との学術協力の促進にご尽力くださった高垣先生の多大なるご支援に感謝の意を述べました。

大学国際化プログラムでは、日本人学生にラテンアメリカの多様な文化や歴史、産業などに関する実践的な知識の提供に努めています。高垣先生のご指導の下、千葉大学はパナマ工科大学、ジャマイカ工科大学、チリのサンティアゴ大学と提携し、複数回にわたり短期オンライン・プログラムを行ってきました。

ディアス博士はまた、高垣先生がパナマにおける環境制御型農業の推進に大きく貢献され、環境制御型農業生産研究センター(CIPAC、現地語)の設立につながったことを高く評価しました。CIPACは、中南米カリブ地域全体に、この革新的な農業技術を広く普及させることに大きく貢献すると期待されています。

昼食会には、パナマ共和国大使館のサラディス・デル・レアル二等書記官、サザコーヒーの鈴木誉志男会長、パナマ野生ラン保護協会(COSPA)の明智洸一郎会長、千葉大学のル・ナ教授など、ご来賓の皆様にもご臨席を賜りました。

 

コスタリカ、半導体産業ロードマップを発表


JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、コスタリカのマヌエル・トバール貿易大臣のご招待により、コスタリカの半導体産業ロードマップの発表会に出席しました。このイベントは3月21日と22日にインターコンチネンタルホテルで開催され、コスタリカ共和国大統領ロドリゴ・チャベス閣下、米国商務長官ジーナ・ライモンド閣下、半導体産業協会会長ジョン・ネウファー氏など、特別ゲストが出席されました。

コスタリカは1990年代後半から、世界有数の半導体製造企業であるインテル社の進出や、コスタリカと米国とのパートナーシップ確立をきっかけに、より強靭で安全かつ持続可能なグローバル半導体バリューチェーンを多様化し、成長させる機会を模索するための産業変革プロセスに着手してきました。このパートナーシップは、米国の2022年CHIPS法によって創設された国際技術安全保障革新基金(ITSI基金)によって促進されました。

今日、コスタリカは、半導体のテスト、組立、パッケージングだけでなく、チップ設計や医療機器の製造、精密工業用工具の製造など、その他の軽工業の開発にも乗り出しています。

ロードマップの発表に先立ち、ディアス博士は、貿易大臣、労働大臣、教育大臣、半導体関連分野の人材育成に携わるコスタリカの主要大学が主導する複数のワーキング・セッションに参加しました。

ディアス博士は、インディアナ・トレホス貿易副大臣とコスタリカ貿易促進庁(PROCOMER)のローラ・ロペス最高経営責任者(CEO)にお会いし、コスタリカの産業変革プロセスにおける重要な節目となる今回のイベントへの招待に対し、感謝の意を伝えました。

さらに、ディアス博士はコヨル自由貿易地域の視察ツアーに参加しました。ここでは、コスタリカ工科大学(TEC)が訓練した400名を超える熟練の作業員が、半導体産業やハイテク企業向けの高精度工具の製造に関連する企業に勤務しています。現在、コスタリカには約500の有名企業が設立されています。

TECの副学長は、大学とのワーキング・セッションの中で、インテル社がコスタリカに進出したことが教育モデルの変化を促し、企業のニーズに適応したエンジニアリングを生み出し、それが他分野の企業にも再現されたと説明したことは非常に興味深いと言えます。まとめると、コスタリカの教育モデルは、国民に生きる為の知恵を与え、国の生産力に統合し、質の高い高賃金の雇用を実現する教育パラダイムを反映しているのです。コスタリカ大学の教授が私に言ったように、コスタリカは “バナナチップからマイクロチップへ “飛躍したのです。

2024年コスタリカ・バイヤーズ・トレード・ミッション(BTM2024) 2024年中米カリブ海オーディオビジュアル・マーケット(MAUCC2024)


在日コスタリカ共和国大使館は、来る9月10日~12日にコスタリカのサンホセで開催される2024年バイヤーズ・トレード・ミッション(BTM2024)の開催を発表しました。

BTM 2024は、コスタリカの戦略的かつ競争力の高い4つのセクター【 農業、食品産業、軽工業、サービス業】において、コスタリカの主要な輸出業者と交流するまたとない機会を提供しており、この地域随一の協議会です。

さらに、コスタリカは、2024年中米カリブ海オーディオビジュアル・マーケット(MAUCC 2024)への参加者募集を開始しました。このイベントは、国際的なプロダクション・サービス、オンデマンド・アウトソーシング、長編映画やフィクション・シリーズなどの魅力的なコンテンツを探求するプラットフォームを提供し、コスタリカにとって重要なオーディオビジュアル産業の多様なサービスを紹介します。

BTM 2024とMAUCC 2024は、世界各国のコスタリカ共和国大使館とコスタリカ政府の後援のもと、コスタリカ対外貿易促進庁(PROCOMER)が主催します。

詳細については、以下のリンク(http://www.btmcr.com/)をご覧いただくか、Eメール(japon@procomer.com)にてお問い合わせください。

サンティアゴ・チリ大学による千葉大学学生向け ショート・オンライン・プログラム(SOP)第1回開講式


3月12日、サンティアゴ・チリ大学は千葉大学と共同で、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)がコーディネートする大学国際化プログラムの一環として、第1回短期オンラインプログラムの開講を宣言しました。

この3週間のオンラインプログラムは、千葉大学の学生を対象に、銅・リチウム・ヨウ素の生産や、ワイナリー産業、鮭などの漁業や林業分野の紹介など、チリの概要について学ぶことを目的としています。さらに、日本とチリの大学生の交流を目的とした文化交流の要素も含まれています。

オープニングセレモニーには、在チリ日本国大使館の八木翼参事官、チリ外務省アジア太平洋部二等書記官のアンジェラ・トバル氏、千葉大学教育学部副学長の小澤弘明教授、チリ・サンティアゴ大学地域貢献担当副学長のパトリシア・パラヴィチーニ教授など、両国からご来賓の皆様にご出席頂きました。

JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は歓迎の挨拶の中で、この短期オンラインプログラムの開催における両大学の協力に心から感謝の意を表しました。また、このオンラインプログラムを通じて、日本の学生の皆さんに、ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)に対する理解を深めてもらいたいと述べ、この取り組みが千葉大学とチリ・サンティアゴ大学とのより緊密な学術協力の始まりであることを強調しました。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、日本の大学生にラテンアメリカ・カリブ海諸国に関する実践的な知識を提供し、同地域への留学や旅行を促すことを目的としています。さらに、これらのプログラムはすべて英語で行われ、国際的なコミュニケーションを促進すると同時に、日本とチリ両国の学生に、このデジタル時代に必要なグローバルな視野や必要なスキル、自信を身につけてもらうことを目標としています。