第1回エクアドル文化フェスティバル準備会合


12月10日、リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事とフレディ・アルミホ在日エクアドル協会(SEKIDO)会長は、セサル・モンターニョ駐日エクアドル共和国特命全権大使、大使館職員の皆様と、来年開催されるフェスティバルの準備のため、会合を行いました。

会合では、「四つの世界からなる国:アンデスのリズム 」と題されたエクアドル文化フェスティバルの企画と調整を中心に話し合いが行われました。このフェスティバルは、2025年6月7日(土)に都内で開催を予定しており、SEKIDOの支援と在日エクアドル大使館の協力のもと、エクアドルの文化を紹介するイベントとしては日本初となる画期的な企画です。

このフェスティバルはJAPOLACにとって4回目の文化イベントで、エクアドルの活気に満ちた文化、美しい遺産や偉大な自然への賛辞など、エクアドルの多様な魅力を皆様にお伝えしたいと考えています。ゲストは、エクアドルの美食、音楽やダンス、観光、そしてこの国の豊かな伝統と多面的なアイデンティティを表現しているさまざまな民芸品などを楽しむことができます。

エクアドルは、緑豊かなアマゾンの熱帯雨林、雄大なアンデス山脈、絵画のように美しい太平洋沿岸、そして手つかずの自然が残るガラパゴス諸島など、その類まれな地理的多様性から「四つの世界からなる国」と称されています。フェスティバルでは、この驚くべき多様性を日本の皆様に身近に感じて頂き、エクアドル独自の文化や自然に対する理解を深めていただくことを目的としています。

会合の中で、モンターニョ大使は、この文化イベントの開催に尽力している JAPOLAC と SEKIDO に感謝の意を表されました。大使はまた、エクアドルと日本との友好の絆や相互理解を深める上で、このイベントが重要な役割を担っていることを強調し、大使館として最大限の支援を行っていく旨を伝えられました。

エクアドル文化フェスティバルは、エクアドルと日本の永続的な絆を示す、異文化交流の素晴らしい祭典となることを皆様にお約束します。

パラグアイ美術展「Threads of Hybridity: 日系とニャンドゥティの物語 」


12月9日、リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事は、東京のセルバンテス文化センターで開催された日本ニャンドゥティ協会主催の展覧会 「Threads of Hybridity: 日系とニャンドゥティの物語」のオープニングセレモニーに出席しました。

セルバンテス文化センター所長ビクトル・アンドレスコ氏、来日留学中のパラグアイ日系3世デザイナーの福岡絵美氏、日本ニャンドゥティ協会代表エレナ岩谷氏によるご挨拶、また、マリオ・トヨトシ駐日パラグアイ共和国特命全権大使によるご挨拶と乾杯で幕を開けました。

この素晴らしい展覧会は、パラグアイのニャンドゥティと日系社会の文化的アイデンティティとの複雑なつながりをテーマにしています。植民地時代にスペインからパラグアイに伝わったニャンドゥティの起源を年代順に紹介し、パラグアイの人々と日系移民の皆さんが共有し、繁栄させてきた文化遺産としてのニャンドゥティが余すことなく紹介されています。

グアラニ語で「蜘蛛の巣」を意味するニャンドゥティは、自然の美しさにインスピレーションを得た複雑なパターンと鮮やかなデザインで知られるパラグアイの伝統的なレース工芸で、一点一点丁寧に手作りされることで、芸術作品へと昇華しています。時を経て、ニャンドゥティはパラグアイ独特の文化的シンボルとなり、その卓越した芸術性は国内外で称賛されています。

本展は、パラグアイの職人による伝統的なニャンドゥティの作品と、日本のニャンドゥティ協会のメンバーが制作した精巧な作品が比較できる魅力的な展示となっています。さらに、日本ニャンドゥティ協会と共同で福岡絵美氏がデザインした、ニャンドゥティの現代的解釈のカプセルコレクションも展示されます。

日系人の伝統とパラグアイのニャンドゥティレースの相互作用は、異なる二つの文化が混ざり合うことで生まれる豊かさを象徴しています。この調和のとれた融合は、日本のデザインの精密さと美学をニャンドゥティの伝統的な技法と融合させ、これら二つのコミュニティが共有するアイデンティティと文化的共存を見事に反映した芸術形式を生み出しています。

展覧会は、2024年12月9日から2025年2月8日まで、東京のセルバンテス文化センターで開催されます。詳細については、HPをご覧ください。

 

日本キューバ友好95周年記念コンサート


キューバと日本の友好95周年を記念し、東京の民音文化センターで「日本からキューバを歌う」が開催されました。在日キューバ共和国大使館のご招待により、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士が出席し、両国の変わらぬ友好関係を強く感じる機会となりました。

ヒセラ・ガルシア駐日キューバ共和国特命全権大使はご挨拶の中で、キューバと日本を結びつける歴史的な友好の絆に言及するとともに、キューバ社会に大きな影響を与える分野で日本が開発協力を行っていることを称賛し、二国間関係の強さと深さを強調しました。

外務省の野口泰中南米局長は、日本とキューバの両国関係をより緊密なものにしていく事を約束し、キューバとの外交関係樹立100周年に向けて、両国が引き続き協力し合うことの重要性を再確認しました。野口局長はまた、ハリケーン「ラファエル」の被害に遭ったキューバへの日本の人道支援についても触れ、両国が日頃から築いてきた連帯と相互支援の証しであると述べました。

民主音楽協会代表の山口浩二氏は、長年にわたる日本とキューバの関係を特徴づけてきた豊かな文化交流に触れ、民音創設者である池田大作氏の先見性に敬意を表し、音楽は民族間の理解と融和の普遍的な架け橋であると述べました。

日本とキューバの国交樹立日は12月21日ですが、その歴史は410年以上前に遡ります。今日、この関係は友好、協力、相互尊重に根ざし、益々繁栄しています。

森村献氏、岸のりこ氏、ルイス・バジェ氏などの日本人アーティストによる素晴らしい演奏に、武永実花氏の美しいダンスパフォーマンスが華を添え、来場者の皆様はキューバの伝統音楽に酔いしれていらっしゃいました。この活気溢れるコンサートは、日本とキューバの強い結びつきを私達に印象付けた素晴らしい機会となりました。

 

コロンビアの再生可能エネルギー投資に関するセミナー


在日コロンビア共和国大使館商務部のご招待で、リッテル・ディアス博士はコロンビアにおける再生可能エネルギーへの投資に関するセミナーに参加しました。

セミナーは、コロンビア大使館のアンジェラ・ドゥラン臨時代理大使の歓迎挨拶で始まり、コロンビアのエネルギー転換と再生可能エネルギー分野への投資機会に焦点を当てたプレゼンテーションが行われました。

講演者には、コロンビア鉱業エネルギー省、国家炭化水素庁、オランダ&ナイト法律事務所、日本からは経済産業省、住友商事、米州開発銀行の代表が名を連ね、また、エネルギー分野に携わる日本企業の代表も多数参加され、再生可能エネルギーの中心としてのコロンビアへの関心の高まりを表していました。

セミナーでは、ラテンアメリカおよびカリブ海諸国における水素エネルギー開発の先進国としての地位を確立するため、コロンビアが行っている意欲的な取り組みついて主に説明が行われました。プレゼンテーターは、グリーン水素製造を促進する政策、国際的なパートナーシップの誘致、コロンビアの豊富な再生可能エネルギー資源の活用など、この変革を推進するための戦略について詳述しました。

また、同イベントでは、コロンビアのエネルギー部門で積極的に事業を展開する日本企業も紹介され、再生可能エネルギープロジェクトの推進における二国間の強力な協力関係が強調されました。

ネットワーキングセッションで、ディアス博士は、フアン・カミロ・ゴメス商務部長にご招待への感謝の意を伝えるとともに、日本におけるコロンビアの再生可能エネルギーイニシアティブの推進に対するJAPOLACの協力を再表明しました。同時に、JAPOLACとコロンビアが持つ、ラテンアメリカとカリブ海地域全体の持続可能な開発と技術革新を促進するという共通のビジョンの達成に向けて連携する旨を伝えました。

 

アルゼンチン・チリ共作映画「My Best Enemy 」上映会


リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事は、在日チリ共和国大使館のご招待で、チリとアルゼンチンの共作映画 「My Best Enemy 」の上映会に出席しました。このイベントは、アルゼンチンとチリの平和友好条約(1984年)締結40周年を記念して、東京のセルバンテス文化センターで開催されました。

1984年11月29日に調印されたこの条約は、ビーグル水道の南、ピクトン島、レノックス島、ヌエバ島をめぐって両国間に生じた係争と緊張を回避するため、教皇聖ヨハネ・パウロ2世が仲裁を行い、1984年に2カ国間で締結されたものです。バチカンの仲介で締結されたこの条約は、戦争の危機を回避しただけでなく、継続的な外交協力の枠組みを確立し、両国関係を強化するきっかけとなりました。

上映会は、セルバンテス文化センターのビクトル・アンドレスコ所長のご挨拶で始まり、次いで、リカルド・ロハス駐日チリ共和国特命全権大使とエドゥアルド・テンポネ駐日アルゼンチン共和国特命全権大使が歓迎の挨拶を述べられました。両大使は、条約の遺産と平和への不朽のメッセージについて考える上で、この映画が重要な意味を持つことを強調しました。

マイ・ベスト・エネミー』は、戦争の不条理と、国境を越えた人間性を描いた歴史ドラマです。この映画は、敵対する兵士同士の個人的な関係に焦点を当て、紛争解決における理解と和解の重要性を、時代を超えて思い起こさせてくれる作品です。世界が東ヨーロッパや中東で紛争を続けている今日、この作品が発するメッセージは私達に深く響くことでしょう。

このイベントでは、平和友好条約などの重要な節目を記念することの意義を強調し、平和的共存を促進する外交への永続的な取り組みを改めて表明しました。