パナマ工科大学 千葉大学の学生を対象に第6回ショート・オンライン・プログラムを開講


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)が行っている大学国際化プログラムの一環となる、パナマ工科大学と千葉大学との共同企画「第6回短期オンラインプログラム」が2月6日に開講しました。

開講式では、当協会代表理事のリッテル・ディアス博士が、持続可能な国際学術協力の一例であるバーチャル・アカデミック・プログラムの開催にご尽力くださった両大学に対し、謝辞を述べました。

今回の3週間にわたる短期オンラインプログラムは、日本から29名の学生さんが参加され、全て英語で行われます。パナマ運河、物流ハブとしての役割、中米の森林工学など、パナマの概要を学ぶことができるカリキュラムが組まれています。さらに、日本とパナマの大学生間の文化交流を促進するための専用コーナーも設けられています。

当協会は、このプログラムを通じて、日本とパナマの学生が英語による国際コミュニケーションに挑戦し、デジタル時代に世界と交流する為の自信を養えるようサポートします。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)に関する実践的な知識を日本の大学生に提供することを目的としています。あわせて、中南米カリブ地域への旅行や留学を奨励することを目的としています。

「BID for the Americas」セミナーへの参加


JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、米州開発銀行(以下、IDB)のイラン・ゴールドファイン総裁来日に合わせて開催された「BID for the Americas」セミナーに参加しました。

このセミナーの主な目的は、ラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)においてIDBが提供している入札や投資について、日本企業に紹介することでした。

イベント中、ディアス博士はIDBアジア事務所の田中英治代表と会談を行いました。ディアス博士は、JAPOLACがIDBアジア事務所と協力し、中南米カリブ地域における日本企業の存在感を高めていきたい旨を伝えました。

ディアス博士と田中代表は、ディアス博士が駐日パナマ大使、田中代表が外務省協力局長だった2015年に協働し、パナマ地下鉄3号線への融資と建設を実現するための協力覚書の交渉に尽力しました。3号線は、パナマシティのダウンタウンとパナマ西部地域を結ぶ全長24.5キロの日本製モノレールです。現在建設中で、2026年末の運行開始を予定しています。

この3号線プロジェクトは日本とパナマとの画期的な協力モデルであり、ラテンアメリカ・カリブ海地域全体の将来の交通インフラプロジェクトの模範となっていくでしょう。

 

キューバ建国記念日レセプションに出席


JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、キューバ公館で開催されたキューバ建国記念日のレセプションに出席しました。今回の式典は、キューバ革命の勝利から65周年を記念したものです。

ディアス博士は、新駐日キューバ共和国特命全権大使ヒセラ・ガルシア閣下に心からの祝辞を述べるとともに、日本におけるキューバの文化振興におけるJAPOLACの支援について言及しました。

式典には、柘植芳文外務副大臣、古屋圭司日本キューバ友好議員連盟会長、山口那津男公明党代表のほか、外交団、各界の著名人、在日キューバ人コミュニティーの皆様が出席されました。

JAPOLACは、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との文化的・教育的な結びつきを強化するため、同地域の在日大使館を支援することを同協会の目的の一つに挙げています。

※キューバ大使館はJAPOLACの名誉会員です※
 

日本・パナマ外交関係樹立120周年記念式典に出席


日本・パナマ外交関係樹立120周年記念式典に、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士と、名誉理事で高級レストランチェーン「すしざんまい」のオーナーである木村清氏が出席しました。

この記念イベントは都内のホテルで開催され、駐日パナマ大使(2014年~2019年)を務めたディアス博士は、カルロス・ペレ駐日パナマ共和国特命全権大使に心からの祝辞を述べました。イベントには、政府関係者、外交団メンバー、民間セクターの代表、そして日本の各界著名人の皆様が出席されました。

式典のハイライトのひとつは、今年4月1日より開始される、日本へ渡航するパナマ人パスポート保持者に対するビザ免除協定締結について、柘植芳文外務副大臣から発表されたことと言えるでしょう。この重要な協定によって、日本へのパナマ人観光客の誘致が促進されるだけでなく、様々な分野での人的交流の拡大が期待されます。

当日は、木村名誉理事から「すしざんまい」の寿司が会場で提供され、ゲストの皆様は美味しいお寿司に舌鼓を打たれていました。
 

チリ・サンティアゴ大学(USACH)教授とのオンラインミーティングを開催


JAPOLACは、チリ・サンティアゴ大学(USACH)の教授陣とのオンラインミーティングを開催し、短期オンラインプログラムでの指導方法に関する議論が行われました。

ミーティングの主な目的は、2024年春に千葉大学の学生を対象に予定されているショート・オンライン・プログラム(SOP)の教育・学習内容を向上させることにあります。

春の短期オンラインプログラムは、チリの概要、銅・リチウム・ヨウ素の生産についての考察、国内で盛んなワイナリー産業の考察、鮭産業の紹介、林業の説明など、多種多様な分野が網羅されるようデザインされています。

今回の会議は、日本とチリという二つの異なる文化的背景のもと、どのような教え方が最良であるかを理解するうえでの貴重な手掛かりとなりました。