静岡県立焼津水産高等学校でシーフード・ワークショップを開催


10月10日、JAPOLACは静岡県の焼津水産高等学校でシーフード・ワークショップを開催し、同校の食品科学科の生徒さんにご参加頂きました。

このワークショップの主な目的は、ラテンアメリカ・カリブ海(LAC)地域の厳選されたシーフード料理の調理技術を学生さんたちに紹介することにあります。

ジュディーズ・キッチンのジュデルカ・サルバドールさんの指導のもと、生徒さんたちはエビとアボカドのサラダ、シーフードスープ、魚のシチューなど、さまざまな料理を熱心に調理しました。

焼津水産高等学校は、一般教養と水産・海洋科学に深く根ざした専門科目を組み合わせたユニークなカリキュラムを持つ教育機関です。ここでは、養殖、海洋生物学、水産加工などを実際に経験する機会も設けられています。

JAPOLACと焼津水産高等学校とのこのコラボレーションは、ラテンアメリカ・カリブ海地域の豊かで多様な魚介料理に対する日本の学生さんたちの認識を広げる貴重な機会となりました。また、このワークショップは、中南米カリブ海地域の国々の様々な魅力を広めるという当協会の使命に沿うものであり、異文化理解を促進するチャンスとなりました。

 

ラテンアメリカ・カリブ海諸国に対する日本の外交政策について講演


10月5日、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、東京・目黒区の高齢者教育団体「シルバー大学会」の会員70名以上を対象に、ラテンアメリカ・カリブ海諸国における日本の外交政策について講演を行いました。

ディアス博士ははじめに、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の現状を詳しく解説し、続いて、同地域における日本の外交政策の指針である『JUNTOS』(TOGETHER)について説明を行いました。『JUNTOS』では、経済的繁栄のために互いに協力し、国際的な課題に対処するために国を越えてリーダーシップを発揮し、人と人との交流を促進することを目的としています。

講演の中でディアス博士は、日本の国際協力の具体例として、中米統合システム(スペイン語で「SICA」)に言及し、これには加盟国における生物多様性の管理・保全に関する取り組みや、パナマにおける日本の技術を活用したモノレールへの融資・建設などが含まれます。

経済分野については、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との間で結ばれている様々な経済連携協定、租税条約、投資協定などが取り上げられました。

講演の最後には、ラテンアメリカ・カリブ海諸国が直面している様々な課題についての考察が行われ、これらの課題として、不平等や貧困、汚職や麻薬密売と闘うための継続的な取り組み、COVID-19パンデミックやウクライナ紛争による深刻な経済的影響によって悪化している移民危機などの問題が挙げられました。

 

 

宇都宮大学 国際キャリアセミナーで講義を実施


2023年9月23日から10月1日まで、宇都宮大学が主催する国際キャリアセミナー(ICS)に、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士がゲスト講師として参加しました。

ICSの主な目的は、国際的なキャリアを追求するために不可欠な実践的でグローバルな視点を学生達に学んでもらうことにあります。このセミナーでは、「グローバリゼーション」や「グローカリゼーション」といった重要な概念に重点を置き、地域社会において、グローバルな問題がますます高まっていることを強調しています。

ディアス博士は、宇都宮大学、ペラデニヤ大学(スリランカ)、マレーシア・サラワク大学(UNIMAS、マレーシア)の学生を対象に、「日本市場に進出する海外輸出業者へのアドバイス」と題したプレゼンテーションを行いました。この講義は、学生たちに実践的な見識を学んでもらい、国際ビジネスの領域で成功するための準備となることを目的としています。

ICSの特徴のひとつは、英語をコミュニケーションの主としていることで、学生たちは外国人教授や講師、同級生と国際的なディスカッションをするまたとない機会を得ることができます。セミナーの最後には、ディアス博士の指導の下、学生グループが2つの製品を日本市場に紹介するためのプレゼンテーションを行い、国際ビジネスのダイナミズムについて実践的な経験を積むことが出来ました。

リッテル・ディアス博士のICSへの参加は、国際的なコミュニケーションを促進し、グローバルな舞台で活躍するために必要なスキルを備えた将来の専門家を育成するというJAPOLACの目的を例証するものです。JAPOLACと宇都宮大学との協力は、国際教育を支援し、相互の結びつきが強まる世界で活躍するための素晴らしい機会を学生に提供するものです。

ジャマイカ工科大学による千葉大学生向け 第2回短期オンラインプログラムの閉講式を開催


9月29日、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)主催で、ジャマイカ工科大学が千葉大学の学生を対象に実施した第2回短期オンラインプログラムの閉講式が行われました。

閉会式では、当協会のリッテル・ディアス代表理事が、ジャマイカ工科大学の事務局と教授陣、そして千葉大学の学生、教授、スタッフへ、プログラムの成功への祝辞を述べました。。

このプログラムでは、ジャマイカの地理、歴史、文化、エコロジーと気候変動、エネルギー分野の概要、日本人とジャマイカ人学生との文化交流など、様々なテーマが取り上げられました。

このオンラインプログラムの成功をうけ、ジャマイカ工科大学と千葉大学は学術交流協力協定を締結することになりました。また、両大学間の学術・研究協力をさらに強化するため、学生交流協定についても現在交渉が進んでいます。

閉会式には、駐日ジャマイカ大使ショーナ=ケイ・リチャーズ閣下、駐ジャマイカ日本国渥美恭弘閣下、ジャマイカ工科大学ケビン・ブラウン学長、千葉大学教育改革担当副学長の小澤 弘明教授が出席されました。

パナマ工科大学による千葉大学生向け第5回短期オンラインプログラムの閉講式を開催


9月26日、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の主催で、パナマ工科大学が千葉大学の学生を対象に実施した第5回短期オンラインプログラムの閉講式が行われました。

閉講式では、当協会の代表理事リッテル・ディアス博士が、パナマ工科大学と千葉大学の事務局、先生方、また学生の皆さんに、プログラムの成功への祝辞を述べました。

ディアス博士は、デジタル教育はもはやコロナウィルスの大流行によって必要とされた一時的な課題解決策にとどまらず、国内外を問わず、教育における恒久的な次元へと進化していること、また、大学、教授、学生がより費用対効果の高い方法で学術活動を行うことを可能にしていると強調しました。

閉会式には、駐日パナマ共和国大使カルロス・ペレ閣下、駐パナマ日本大使福島秀夫閣下、パナマ外務省国際協力局次長マルゲリタ・パラシオス氏、千葉大学教育改革担当副学長の小澤 弘明教授、またパナマ工科大学オマール・アイズプルア学長の代理としてマベル・デル・シド国際関係部長が出席されました。