チリ・サンティアゴ大学(USACH)教授とのオンラインミーティングを開催


JAPOLACは、チリ・サンティアゴ大学(USACH)の教授陣とのオンラインミーティングを開催し、短期オンラインプログラムでの指導方法に関する議論が行われました。

ミーティングの主な目的は、2024年春に千葉大学の学生を対象に予定されているショート・オンライン・プログラム(SOP)の教育・学習内容を向上させることにあります。

春の短期オンラインプログラムは、チリの概要、銅・リチウム・ヨウ素の生産についての考察、国内で盛んなワイナリー産業の考察、鮭産業の紹介、林業の説明など、多種多様な分野が網羅されるようデザインされています。

今回の会議は、日本とチリという二つの異なる文化的背景のもと、どのような教え方が最良であるかを理解するうえでの貴重な手掛かりとなりました。

木村清名誉理事と会談


JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、同協会の木村清名誉理事と会談を行い、2023年の協会の活動報告と、2024年の予定について意見交換されました。

ディアス博士はJAPOLACの代表理事として、日本におけるラテンアメリカ・カリブ海諸国の認知度向上を目的とした当協会の取り組みに対する木村氏の揺るぎない支援に心から感謝の意を伝えました。

会談には、アジョイ・シンハ・ロイ専務理事、山口浩一常務理事、三橋智寿子アドバイザーも出席しました。

千葉大学とチリ・サンティアゴ大学とのオンライン会議を開催


JAPOLACは、千葉大学、チリ・サンティアゴ大学とオンライン会議を開催しました。今回の会議では、2024年春にチリ・サンティアゴ大学が千葉大学の学生向けに予定している短期オンラインプログラムのスケジュールと内容についての話し合いが行われました。

この短期オンラインプログラムは、チリの概要、銅・リチウム・ヨウ素の生産についての考察、国内で盛んなワイナリー産業の考察、鮭産業の紹介、林業の説明など、多種多様な分野が網羅されるようデザインされています。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国に関する実践的な知識を日本の大学生に伝える貴重な役目を担っています。私達は、日本の学生の皆さんに中南米諸国を訪れてもらい、より興味や理解を深めてもらうことを、当協会の重要な活動目的と考えています。

あわせて、日本の大学とラテンアメリカ・カリブ海諸国の大学との学術交流を積極的に推進することも重要と捉え、日本と同地域の学術・研究ネットワークの拡大にも努めています。

静岡県立焼津水産高等学校でシーフード・ワークショップを開催


10月10日、JAPOLACは静岡県の焼津水産高等学校でシーフード・ワークショップを開催し、同校の食品科学科の生徒さんにご参加頂きました。

このワークショップの主な目的は、ラテンアメリカ・カリブ海(LAC)地域の厳選されたシーフード料理の調理技術を学生さんたちに紹介することにあります。

ジュディーズ・キッチンのジュデルカ・サルバドールさんの指導のもと、生徒さんたちはエビとアボカドのサラダ、シーフードスープ、魚のシチューなど、さまざまな料理を熱心に調理しました。

焼津水産高等学校は、一般教養と水産・海洋科学に深く根ざした専門科目を組み合わせたユニークなカリキュラムを持つ教育機関です。ここでは、養殖、海洋生物学、水産加工などを実際に経験する機会も設けられています。

JAPOLACと焼津水産高等学校とのこのコラボレーションは、ラテンアメリカ・カリブ海地域の豊かで多様な魚介料理に対する日本の学生さんたちの認識を広げる貴重な機会となりました。また、このワークショップは、中南米カリブ海地域の国々の様々な魅力を広めるという当協会の使命に沿うものであり、異文化理解を促進するチャンスとなりました。

 

ラテンアメリカ・カリブ海諸国に対する日本の外交政策について講演


10月5日、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、東京・目黒区の高齢者教育団体「シルバー大学会」の会員70名以上を対象に、ラテンアメリカ・カリブ海諸国における日本の外交政策について講演を行いました。

ディアス博士ははじめに、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の現状を詳しく解説し、続いて、同地域における日本の外交政策の指針である『JUNTOS』(TOGETHER)について説明を行いました。『JUNTOS』では、経済的繁栄のために互いに協力し、国際的な課題に対処するために国を越えてリーダーシップを発揮し、人と人との交流を促進することを目的としています。

講演の中でディアス博士は、日本の国際協力の具体例として、中米統合システム(スペイン語で「SICA」)に言及し、これには加盟国における生物多様性の管理・保全に関する取り組みや、パナマにおける日本の技術を活用したモノレールへの融資・建設などが含まれます。

経済分野については、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との間で結ばれている様々な経済連携協定、租税条約、投資協定などが取り上げられました。

講演の最後には、ラテンアメリカ・カリブ海諸国が直面している様々な課題についての考察が行われ、これらの課題として、不平等や貧困、汚職や麻薬密売と闘うための継続的な取り組み、COVID-19パンデミックやウクライナ紛争による深刻な経済的影響によって悪化している移民危機などの問題が挙げられました。