日本コスタリカ友好の調べ「Hashi Duo」レクチャーコンサート


JAPOLAC代表理事リッテル・ディアス博士は、日本人ピアニスト髙松萌恵氏とコスタリカ人ギタリスト、アドリアン・モンテロ氏のデュオ「Hashi Duo」による日本・コスタリカ友好コンサートを鑑賞しました。このコンサートは、駐日コスタリカ共和国大使館と一般財団法人民主音楽協会の共催で行われました。

アレクサンダー・サラス駐日コスタリカ共和国特命全権大使と山口浩二会長の挨拶で幕を開けたこのコンサートは、外交団、各界の著名人、市民の皆様も鑑賞され、日本とコスタリカの音楽の、素晴らしい融合を楽しみました。

サラス大使は、「Hashi Duoは、コスタリカと日本の長年にわって築かれてきた関係に見られる兄弟愛や連帯の絆を、より一層深める為に尽力され、人同士の真の架け橋と言える。」と述べられました。

「Hashi」は日本語で「架け橋」を意味し、その名の通り、才能ある2人のアーティストが音楽を通して架け橋となり、日本とラテンアメリカの文化の違いや共通点を探求しながら、両地域を繋げる役割を果たされています。また、Hashi Duoは、2人に同伴していたプエルトリコの作曲家エルメリンド・ルイス氏の楽曲も披露しました。

パナマ国立科学技術イノベーション事務局との会談


JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、パナマ国立科学技術イノベーション事務局(SENACYT)のエドゥアルド・オルテガ=バリア博士とオンライン会談を行い、パナマにおける半導体産業の発展に関するSENACYTの取り組みについて話し合いが行われました。

オルテガ=バリア博士は、2022年CHIPS法によって創設された国際技術安全保障イノベーション基金(ITSI基金)の下、2023年に米国政府が、世界の半導体エコシステムの成長と多様化の機会を探るパートナーシップにパナマを組み入れたことを強調しました。このパートナーシップは、より強靭で安全かつ持続可能なグローバル半導体バリューチェーンを構築することを目的としており、米国とパナマ間で大きな成長が見込まれることを示しています。

これを受けて、パナマ政府は、マイクロエレクトロニクスと半導体活動における開発と促進のための国家戦略を発表しました。この戦略は、特にパナマがラテンアメリカ・カリブ海地域における戦略的物流拠点であることを考慮し、世界のマイクロエレクトロニクスと半導体のバリューチェーンにパナマを組み込むことを目的としています。また、人材育成や半導体製造に関連する研究開発の促進も求められていると言えます。

ディアス博士はオルテガ=バリア博士に対し、JAPOLACの活動は様々な分野における日本の大学、研究所、政府機関、企業との連携・協力の促進に重点を置いていることを説明し、昨年、パナマ工科大学の学生、教授、研究者を対象に、千葉大学工学部の教授による半導体に関する講義をコーディネートしたことを伝えました。

また、ディアス博士は、SENACYTと日本の学界、政府、民間セクターとの連携を促進し、パナマを世界の半導体サプライチェーンに位置づけるというJAPOLACの強いコミットメントを表明しました。

パナマ大使ご夫妻を囲んでの夕食会


リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事とディアス畑田紋奈夫人は、カルロス・ペレ駐日パナマ共和国特命全権大使とエリザベス・ヘウテマッテ大使夫人のご友誼とJAPOLACの活動へのご支援に感謝し、夕食会を開催しました。

ペレ大使はこれまで、パナマと日本の大学間の学術協力強化を目的としたJAPOLACの様々な活動をご支援くださり、パナマ理学医療リハビリテーション学院(INMFRE)の専門家を招いて新潟医療福祉大学への研修が企画されたほか、宇都宮大学の学生を対象に、パナマ大使館の外交官による外交コミュニケーションの実践講座が開催されました。

さらにペレ大使には、パナマ大学と千葉大学との学術交流協定の更新にご尽力頂き、その結果、医学分野における学術交流の拡大が促進されました。

また、千葉大学、パナマ国立科学技術事務局(SENACYT)、人材育成研修所(IFARHU)との教育協定の締結にも積極的に取り組まれ、千葉大学はパナマから園芸分野の大学院生を受け入れることになりました。

ペレ大使のもう一つの重要な功績は、日本政府がパナマ国民のビザ免除を承認したことであり、これにより両国間の人的交流がさらに促進されることになるでしょう。

この晩餐会には、ベネズエラ・ボリバル共和国、メキシコ合衆国、ペルー共和国、ドミニカ共和国の大使閣下、ボリビア他民族国の臨時代理大使にもご臨席を賜りました。

本会は、日本とパナマ共和国の関係強化に貢献されたペレ大使ご夫妻に対するJAPOLACの深い感謝の意を表するものです。

パナマ輸出業者協会との会合


本年5月にパナマを訪問したJAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、訪問中、パナマ輸出協会の理事会に参加しました。この会議では、高い品質が求められる日本市場に向けて輸出を行うパナマの輸出産業を支援しているJAPOLACの活動や目的を紹介しました。

ディアス博士は、日本の消費者行動、市場力学、輸入システムの特徴について詳細に説明を行い、また、この競争市場への参入を目指すパナマの輸出企業にとって、政府の支援が極めて重要であることを強調しました。

JAPOLACの目的のひとつは、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国との貿易を促進することであり、特に中小企業の発展と成長に力を注いでいます。

プレゼンテーション 「ラテンアメリカ経済の見通し(LEO)2023:持続可能な開発への投資」


ラテンアメリカ・カリブ海開発銀行(CAF)のご招待により、JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は「ラテンアメリカ経済の見通し(LEO)2023」のプレゼンテーションに参加しました。 このプレゼンテーションは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)における持続可能で包括的な開発に関する重要な側面について分析したものです。

この発表会は在日ペルー共和国大使館の講堂で開催され、中南米カリブ海地域の外交団メンバー、日本政府関係者、企業関係者などが出席されました。

会は、駐日ペルー共和国ロベルト・セミナリオ特命全権大使の歓迎の辞に始まり、続いて、チリ共和国エドゥアルド・フレイ前大統領がご挨拶されました。

メインプレゼンテーションは、OECD開発センター・ラテンアメリカ・カリブ海ユニット長のセバスチャン・ニエト・パラ氏と、CAFカントリーエコノミストのカロリーナ・カマチョ氏によって行われました。続いて、CAFのグローバル・パートナーシップ・ディレクターのヒロシ・ワゴ・ロハス氏の司会により、国際協力機構(JICA)および国際協力銀行(JBIC)のパネリストを交えたパネルディスカッションが行われました。

ディアス博士は、CAFのヒロシ・ワゴ・ロハス・パートナーシップ・ディレクターと挨拶を交わし、JAPOLACがCAFと協力して中南米カリブ地域の持続可能な開発プロジェクトを推進していく意向を伝えました。また、ディアス博士は、JAPOLACの活動をご支援くださっているペルー大使に感謝の意を表しました。

LEO報告書第16版は、同地域におけるより持続可能で包括的な未来を促進するための投資戦略の改善が急務であることを強調しています。また、同報告書は、より良い生産モデルを推進し、質の高い雇用を創出し、市民の福利を向上させるための投資を動員・誘致するための政策提言を行っています。

このLEO報告書は、OECD開発センター、ラテンアメリカ・カリブ海地域開発銀行(CAF)、欧州委員会、国連ラテンアメリカ・カリブ海地域経済委員会(UN ECLAC)の協力により作成されました。

報告書全文は下記で入手が可能です: OECD iLibrary.