アゼルバイジャン共和国 建国記念日レセプションに出席


リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事はディアス夫人とともに、アゼルバイジャン共和国の建国記念日レセプションに出席しました。ディアス博士は、駐日アゼルバイジャン共和国ギュルセル・イスマイルザーデ特命全権大使に祝辞を述べるとともに、アゼルバイジャン国民の益々の繁栄を祈念しました。レセプションには、公明党の山口那津男代表をはじめ、各界からご来賓の皆様もご臨席され、ディアス博士はご出席の皆様とも交流を深めました。

パナマ大学医学部と千葉大学医学部との学術協力推進について


5月にパナマを訪問したJAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、パナマ大学医学部のオリス・カルボ学部長らと会談し、千葉大学医学部との学術協力の可能性について意見交換を行いました。

カルボ学部長は、千葉大学と様々な医療分野において学術協力を行うことに強い関心を示され、ディアス博士は千葉大学医学部の関係者を含め、両医学部間がどのような形で協力していけるか話し合いの場を設けることを約束しました。

JAPOLACの主な活動のひとつは、日本の大学とラテンアメリカ・カリブ海諸国の大学との学術協力を促進することです。このような取り組みを通じて、JAPOLACは学術協力を推進するだけでなく、知識の交流を促し、両地域に利益をもたらす研究提携を進めていく上で、非常に重要な役割を果たしていると言えます。

半導体について、パナマ工科大学教授と意見交換会を実施


5月、JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事はパナマに赴き、半導体教育を専門とするパナマ工科大学の教授陣と会合を行いました。会合では、半導体製造業の活性化に向けた日本の戦略について意見交換するとともに、ディアス博士が3月に出席した、コスタリカで行われた半導体ロードマップの立ち上げの様子も紹介されました。

ディアス博士の報告によると、日本は、世界の半導体サプライチェーンにおいて中心的な役割を果たすため、半導体製造業を活性化させることを国家戦略と位置づけています。このため、日本は2021年から2023年にかけて約250億ドル(3兆9000億円)の財政補助金を割り当て、この支援により、台湾積体電路製造(TSMC)、Powerchip Semiconductor Manufacturing Corp.(PSMC、台湾)、サムスン(韓国)、マイクロン・テクノロジー(米国)、インテル(米国)、IBM(米国)、アプライド・マテリアルズ(米国)、ASML(オランダ)など、世界の半導体業界をリードする有名外資系企業が誘致されています。

コスタリカ半導体産業ロードマップの立ち上げは、インテル、コスタリカ、米国のパートナーシップによって取り組みが推進され、より強靭で安全かつ持続可能なグローバル半導体バリューチェーンの多様化と強化を目指すものです。このパートナーシップは、2022年米国CHIPS法によって創設された国際技術セキュリティ・イノベーション基金(ITSI基金)によって促進されています。現在コスタリカは、半導体のテスト、組立、パッケージングだけでなく、チップの設計にも進出しています。

ディアス博士は、パナマ工科大学と国家科学技術事務局の教育的リーダーシップの下、パナマには半導体産業を発展させる絶好のチャンスがあることを指摘しました。同国はコスタリカと同様、ラテンアメリカ・カリブ海地域における安定したサプライチェーンの一翼を担うべく、米国とパートナーシップを組んでいます。さらに、パナマはこのサプライチェーンを支える重要な国際物流センターを有し、コスタリカの半導体生産を補完していると言えるでしょう。

この点に関してディアス博士は、コスタリカがインテルのようなハイテク企業を誘致したのと同じように、パナマもグローバルな半導体企業に対応できるような教育カリキュラムに変革しなければならないことを強調しました。その教育モデルは、母国語であるスペイン語、国際的なコミュニケーション言語としての英語に加え、プログラミング言語を学ぶなど、人工知能や機械についての知識を取得できるようなカリキュラムを含んだものでなければなりません。

ディアス博士は、JAPOLACがパナマ工科大学に対し、半導体やその他の技術開発分野の研究開発に関連する日本の機関や企業との連携を確立できるよう支援していることを改めて強調すると同時に、半導体分野におけるパナマ工科大学の教授および学生の研修を実現すべく、すでに千葉大学工学部に働きかけを行っていると述べました。

チリ・サンティアゴ大学による千葉大学学生向け 第1回短期オンラインプログラムの閉講式を開催


4月4日、ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)の支援のもと行われた、チリ・サンティアゴ大学による千葉大学の学生を対象とした初の短期オンラインプログラムの閉講式を行いました。

閉講式では、JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事が、両大学の学生と教職員の皆様に向け、プログラムの成功への祝辞を述べました。また、鉱業、ワイン醸造、サケの養殖、林業など、チリの主要な産業分野を含むチリの概要について熱心に学んだ千葉大学の学生を称えました。ディアス博士は、異文化理解を深め、日本とチリの学生間の有意義な交流を促進する上で、このプログラムは非常に重要であると述べました。

さらにディアス博士は、教育現場でさらなるデジタル化が進んでいくことに言及し、その費用対効果の高さと、国際的な学術協力の拡大にプラスに働くことを強調しました。また、この短期オンラインプログラムは、千葉大学とサンティアゴ大学とのより深い学術協力への道を開くものであると述べました。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、日本の大学生に中南米カリブ海諸国に関する実践的な知識を提供し、同地域への留学や旅行を促すことを目的としています。また、英語による国際コミュニケーションの貴重な機会にもなっています。結果として、これらのプログラムは国際的な学術協力の好例となっているだけでなく、学生の教育経験をより豊かなものにしていると言えます。

閉会式には、駐日チリ共和国リカルド・ロハス特命全権大使、小澤弘明千葉大学副学長(教育・国際担当)、セサール・ロス・アジア研究核(ASN)所長(チリ・サンティアゴ大学高等研究所上級研究員)にもご出席いただきました。

千葉大学 高垣美智子教授との昼食会


JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事は、千葉大学園芸学部教授の高垣美智子先生のご退職に際し、昼食会を開催しました。

ディアス博士は、JAPOLACの大学国際化プログラムを通じて、千葉大学とラテンアメリカ・カリブ海諸国(LAC)の様々な学術機関との学術協力の促進にご尽力くださった高垣先生の多大なるご支援に感謝の意を述べました。

大学国際化プログラムでは、日本人学生にラテンアメリカの多様な文化や歴史、産業などに関する実践的な知識の提供に努めています。高垣先生のご指導の下、千葉大学はパナマ工科大学、ジャマイカ工科大学、チリのサンティアゴ大学と提携し、複数回にわたり短期オンライン・プログラムを行ってきました。

ディアス博士はまた、高垣先生がパナマにおける環境制御型農業の推進に大きく貢献され、環境制御型農業生産研究センター(CIPAC、現地語)の設立につながったことを高く評価しました。CIPACは、中南米カリブ地域全体に、この革新的な農業技術を広く普及させることに大きく貢献すると期待されています。

昼食会には、パナマ共和国大使館のサラディス・デル・レアル二等書記官、サザコーヒーの鈴木誉志男会長、パナマ野生ラン保護協会(COSPA)の明智洸一郎会長、千葉大学のル・ナ教授など、ご来賓の皆様にもご臨席を賜りました。