ラテンアメリカ・カリブ海諸国の在日大使館 「くら寿司」と協力し、2025年大阪万博に向けたメニューを披露


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)専務理事で、ジャパン・パートナーシップ・ホールディングスCEOのニール・バトラー氏は、食を通じた文化交流を促進するため、有名回転寿司チェーン店のくら寿司と共同で行った、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の在日大使館との試食会は成功裏に終了しました。
この素晴らしい取り組みは、2025年大阪万博の開催期間中に、ラテンアメリカやカリブ海地域の多様で美食な料理の数々を日本に紹介することを目的としています。
この共同試食会をうけて、くら寿司は2025年大阪万博のパビリオンにて、ラテンアメリカやカリブ海諸国の代表的な料理を提供します。さらに、2025年1月から、これらのメニューは日本全国のくら寿司店舗でも提供され、同地域の食の多様性を体験できるまたとない機会となることでしょう。
各国のメニューは、以下の国々の豊かな食の伝統に焦点を当て選ばれました:

  • ベリーズ:ハバネロチキン
  • ブラジル: チーズブレッド
  • ボリビア:スパイシーホットチキン
  • コロンビア:クレオールポテトのホガオソースがけ
  • チリ :ウニ
  • キューバ :ロパ・ビエハ
  • ドミニカ共和国 :ココナッツフィッシュ
  • グアテマラ :コーヒーゼリー
  • ホンジュラス :カルネ・アサダ
  • ペルー :セビーチェ
  • パナマ :エンサラダ・デ・フェリア
  • トリニダード・トバゴ: ダブルス
  • ウルグアイ:アルファホレス

JAPOLACは、中南米・カリブ海諸国の在日大使館と、料理の専門家、くら寿司の橋渡し役として、この活動で重要な役割を果たしました。このコラボレーションは、文化的なつながりを育み、ラテンアメリカとカリブ海の食に対する日本人の理解を深めるという当協会のコミットメントを象徴するものです。

 

カリブ映画祭


日本・カリブ交流年を記念して、独立行政法人国際協力機構(JICA)は「映画とトークで巡る-カリブの暮らし・自然・音楽-」というテーマで映画祭を開催いたします。

午前の部
午前の部では、「カリプソ・ローズ」というドキュメンタリー映画(日本語字幕付き)を上映いたします。この85分の作品は、カリプソ音楽の発祥地であり、また世界三大カーニバルの一つを開催することで知られるトリニダード・トバゴを舞台としています。カリプソは、「リトル・マーメイド」の有名なテーマソングにも影響を与えた音楽ジャンルです。

午後の部
午後の部では、ユネスコ世界遺産に登録された珊瑚礁で有名な、中央アメリカに位置するカリブ文化豊かな小国ベリーズより、20分間のアニメーション短編「テクアニとドゥエンデ」を上映いたします。この美しいアニメーションは民話をもとに制作されており、お子様にもお楽しみいただける内容です。こちらも字幕付きでの上映となります。
両セッションともに無料でご参加いただけ、カリブ諸国での生活経験を持つJICAスタッフやJICA海外協力隊によるトークセッションも行われます。

お申し込み方法
チラシに記載のQRコードをスキャンしてご登録ください。
日時:2024年11月10日(日)
会場:JICA地球ひろば 2階 国際会議場
住所:東京都新宿区市谷本村町10-5 市谷ビル
E-mail:chikyuhiroba@jica.go.jp

午前の部

時間:10:00 – 12:20
映画:カリプソ・ローズ
制作国:トリニダード・トバゴ、フランス
制作年:2011年
上映時間:85分
言語:英語(日本語字幕付き)

午後の部

時間:15:00 – 16:45
映画:テクアニとドゥエンデ
制作国:ベリーズ
制作年:2019年
上映時間:20分
言語:英語(日本語字幕付き)

 

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第10回 世界ペルー機関連盟(FEMIP)東京大会


10月4日、在日ペルー共和国大使館で開催された世界ペルー機関連盟(FEMIP)第10回大会の開会式に、リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事が出席しました。

開会式は、大会主催者のご挨拶から始まり、続いて、ペルー大使、外務省ラテンアメリカ・カリブ課課長、ペルー自治体関係者、ペルー議会議員の皆様がスピーチをされました。

10月4日から6日まで開催されたこの大会では、保健、教育、テクノロジー、安全保障など、重要なテーマが取り上げられました。また、メキシコの実業家であり慈善家でもあるマルセリーノ・ムニョス氏など、著名な講演者も登壇されました。マルセリーノ・ムニョス氏は、自己啓発と全人的教育に関する著作でノーベル文学賞候補にもなっています。

FEMIPは国際的な組織として、世界各国からペルーの機関や協会が集まり、文化的アイデンティティを促進・強化するとともに、ペルー国内外におけるペルー人コミュニティの経済的・社会的・文化的・教育的発展を支援することを目的としています。

大会期間中、ディアス博士は、FEMIPアジア・日本代表のカルロス・ガラルサ氏に対し、イベントの成功に祝辞を述べるとともに、在日ペルー人コミュニティの発展と幸福のためにJAPOLACが協力していく決意がある旨を改めて表明しました。

 

ホンジュラス大使 「にっぽん-大使たちの視線」写真展で審査員賞を受賞


10月2日(水)、東京・六本木ヒルズで開催された写真展「にっぽん-大使たちの視線」の授賞式ならびにオープニングセレモニーに、リッテル・ディアスJAPOLAC代表理事が出席しました。

セレモニーは、高円宮妃久子殿下、ラシャド・ブフラル駐日モロッコ王国特命全権大使(写真展実行委員長)のご挨拶で幕を開け、続いて、各部門で最も優れた写真に賞が授与されました。

その中で、ホンジュラス共和国のハロルド・ブルゴス特命全権大使は、独創性と並外れたインパクトで際立った写真を撮影した参加者に送られる、栄誉ある審査員賞を受賞されました。

今年で27回目を迎える「にっぽん-大使たちの視線」展は、『Inspiring Japan』をテーマに開催され、42カ国から62名の外交官とその家族が参加しました。この写真展は、高円宮妃久子殿下を名誉総裁にお迎えし、開催されています。

毎年開催されるこのイベントは、大切な伝統行事として、また文化交流の貴重な場として今日まで続いており、毎年、日本に駐在する外交官やそのご家族が熱心に参加されています。彼らは、それぞれが持つ文化的、国際的な「レンズ」から見える日本の魅力を、独自の視点、写真を通して日本の皆様と共有しています。

JAPOLACは、ホンジュラスと日本の文化的結びつきをさらに強めるブルゴス大使の栄誉を心から祝福いたします。

 

環境制御型農業生産研究センター(CIPAC)と千葉大学との会合


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)はこのほど、環境制御型農業生産研究センター(以下、CIPAC)と千葉大学とのオンラインミーティングを開催し、CIPACの現状、今後の協力体制の在り方について話し合いが行われました。

CIPACは、2021年にパナマで設立された公益法人で、官民連携により環境制御型農業(CEA)の研究、研修、生産を促進しています。また、パナマ、ラテンアメリカ、カリブ海諸国の国立研究機関・教育機関・イノベーションセンターと連携し、農業イノベーションを推進しています。特に、気候変動などの課題に直面している地域でCEA技術を広め、農業の生産性と持続可能性を高めるため、国際的なパートナーとも協力体制を築いています。

会議には、CIPACコンサルタントのダビッド・プロエンサ氏も参加し、CIPACの活動についての説明や、世界的な学術・研究機関とのつながりを構築するための取り組みが紹介されました。千葉大学を代表し、環境健康フィールド科学センターの前センター長の高垣美智子教授は、CIPACがCEA技術の必要性を早くから認識していたことに感謝し、また、CEA技術の発展におけるCIPACと千葉大学との共同研究の価値を強調しました。

CIPACは、パナマ大学、パナマ工科大学などのパナマ国内にある大学と千葉大学との学術協力から生まれ、CEAにおける継続的な国際協力の基盤を築きました。

JAPOLACのリッテル・ディアス代表理事が司会を務めたこの会合では、CEAを推進するためのパートナーシップを構築するうえでJAPOLACが果たしている役割について、改めて説明されました。JAPOLACは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国における革新的農業技術の導入を積極的に支援し、生産性、食糧安全保障、農民の生活向上を目指しています。このような取り組みは、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国の結びつきを強め、持続可能な解決策を生み出し、気候変動に対応した農業を促進するものです。