米州農業協力機構(IICA)と千葉大学とのオンラインミーティング開催
一般社団法人日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)は、パナマに設立された『環境制御型農業研究センター』(CIPAC)と、ラテンアメリカ・カリブ地域の農業分野におけるブロックチェーンの導入について情報交換を行うため、米州農業協力機構(IICA)、千葉大学とオンラインミーティングを開催しました。
会議では、IICAパナマ代表のへラルド・エスクデロ氏が、ラテンアメリカ・カリブ地域におけるIICAの活動と、CIPACにおける同機構の役割について説明しました。
また、環境制御型農業開発財団の会長であり、Foodchain社のCEOでもあるダビッド・プロエンザ氏が、同地域の農業分野におけるブロックチェーン技術の導入についてプレゼンテーションを行いました。
千葉大学からは、環境・健康・フィールドサイエンスセンター長の高垣美智子教授と魯娜特任助教がこの会合に参加されました。
高垣教授は、千葉大学とパナマ大学およびパナマ工科大学との学術交流から生まれたCIPACについて、一連の活動に感謝の意を表しました。また、ラテンアメリカ・カリブ地域の農業分野におけるブロックチェーンの導入に関する情報提供にも謝意を述べられました。
JAPOLACからは、代表理事のリッテル・ディアス博士と、元エルサルバドル共和国大使で名誉会員のマルタ・ゼラヤンディア氏(同協会 国際交流プログラム担当)が参加しました。
JAPOLACは、環境制御型農業やブロックチェーンなど、ラテンアメリカ・カリブ地域の農業分野における新技術の導入・推進を協会活動の目的の一つとしており、同地域の農業従事者の労働条件を改善し、更なる食糧安全保障を確保することを目標としています。