IDB主催の「中南米市場のビジネスチャンス」セミナーに参加


JAPOLAC代表理事のリッテル・ディアス博士は、「IDB for the Americas: Business Opportunities for Japanese Companies in the LAC Market」(IDB米州向け:日本企業の中南米ビジネスチャンス)セミナーに参加しました。本セミナーは、米州開発銀行(IDB)と日本財務省が共同で開催しました。

このハイレベルなイベントには、政府高官、金融専門家、企業リーダーが一堂に会し、ラテンアメリカ・カリブ(LAC)地域における投資機会の分析と、日本とLAC地域の経済協力の強化を目的とした議論が交わされました。

セミナーの中でディアス博士は、IDB東京事務所の芹生太郎代表に、セミナーへのご招待と、日本のLAC地域への投資促進に向けたIDBの継続的な取り組みに深い感謝の意を表しました。また、JAPOLACが持続可能な経済成長を促進し、日本とLAC諸国の互恵的なパートナーシップを強化する取り組みを引き続き支援していくことを再表明しました。

本セミナーでは、IDBのイラン・ゴールドファイン総裁が基調講演を行い、経済動向、成長が期待される主要分野、そして日本企業にとっての戦略的投資機会について詳細な分析が発表されました。

さらに、IDBインベストのジェームズ・スクリブンCEOが、IDBインベストの革新的なビジネスモデルを紹介し、民間セクターの関与を強化するための資金調達メカニズムについて説明を行いました。また、国際協力機構(JICA)も討議に参加し、LAC地域と日本との関係強化や、日本企業への投資および資金調達支援などが紹介されました。

JAPOLACの主な目標の一つは、日本とLAC地域の中小企業(SME)間の貿易交流を促進し、経済の拡大と持続可能なビジネス協力を実現することです。

JAPOLACはこれからも、関係機関と緊密に連携し、日本とLAC地域の貿易および投資機会の拡大に尽力してまいります。

2025年 新年会を開催


日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)は、理事および会員の皆様と、毎年恒例の新年会を開催しました。代表理事のリッテル・ディアス博士の司会のもと、2024年の成果を振り返り、2025年に向けたロードマップを共有する貴重な機会となりました。ディアス博士は、日本と中南米・カリブ諸国との結びつきと協力関係を促進するJAPOLACの使命に対する理事、会員の皆様からの支援と献身に対し、心からの感謝の意を表しました。

2024年の主な取り組みとして、千葉大学とチリ・サンティアゴ大学の間でスタートしたオンライン学術プログラムの成功を挙げ、また、2025年大阪万博における中南米・カリブ地域の料理紹介に向けた、くら寿司とのコラボレーションを紹介し、JAPOLACが推進する文化交流の好例であると述べました。さらに、駐日ホンジュラス共和国大使館を新たにJAPOLACの名誉会員として迎え入れたことを発表し、中南米・カリブ地域の在外公館との結びつきのさらなる強化に向けた重要な節目となったことを強調しました。

2024年の成功を踏まえ、ディアス博士から2025年の活動計画が説明されました。具体的には、6月に開催予定の「第1回エクアドル文化フェスティバル」に向けた準備が進んでおり、エクアドルの豊かな食文化、音楽、舞踊、観光、特産品を紹介する内容となることが発表されました。また、4月から5月にかけて千葉大学で開催される一連の外交講演会については、エクアドル、キューバ、グアテマラの大使館による講演を通じて、学術・文化交流をさらに深めていく方針を示しました。

千葉大学医学部とパナマ大学医学部 学術交流促進を目指しオンラインミーティングを開催


JAPOLACはこのほど、千葉大学とパナマ大学の両大学医学部間の学術交流を促進することを目的としたオンラインミーティングを開催しました。

ミーティングでは、両大学の教授が免疫学の学術プログラムを紹介し、教員、研究者、学生の交流の機会について話し合いが行われました。

千葉大学の代表者からは、カリフォルニア大学サンディエゴ校の粘膜免疫・アレルギー・ワクチン開発センターとのパートナーシップについて説明があり、免疫学部門のさらなる強化のため、国立感染症研究所から専門家が加わったことも発表されました。

当協会リッテル・ディアス代表理事(会議進行役)は、米国疾病予防管理センター(CDC)が最近、中米とカリブ海地域全体の健康安全保障を管理することを目的として、パナマに地域事務所を設立したと述べました。そして、今こそ両医科大学間の学術協力の絶好のタイミングであると強調しました。

JAPOLACは、日本とラテンアメリカ・カリブ海諸国の大学間の学術交流を促進し、強固な学術・研究ネットワークを構築することを目的としています。今回のミーティングは、その目標達成に向けた新たな一歩となるでしょう。

千葉大学とチリ・サンティアゴ大学とのオンライン会議を開催


JAPOLACは、千葉大学、チリ・サンティアゴ大学とオンライン会議を開催しました。今回の会議では、2024年春にチリ・サンティアゴ大学が千葉大学の学生向けに予定している短期オンラインプログラムのスケジュールと内容についての話し合いが行われました。

この短期オンラインプログラムは、チリの概要、銅・リチウム・ヨウ素の生産についての考察、国内で盛んなワイナリー産業の考察、鮭産業の紹介、林業の説明など、多種多様な分野が網羅されるようデザインされています。

JAPOLACの短期オンラインプログラムは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国に関する実践的な知識を日本の大学生に伝える貴重な役目を担っています。私達は、日本の学生の皆さんに中南米諸国を訪れてもらい、より興味や理解を深めてもらうことを、当協会の重要な活動目的と考えています。

あわせて、日本の大学とラテンアメリカ・カリブ海諸国の大学との学術交流を積極的に推進することも重要と捉え、日本と同地域の学術・研究ネットワークの拡大にも努めています。

ジャマイカ工科大学による千葉大学生向け 第2回短期オンラインプログラムの閉講式を開催


9月29日、日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)主催で、ジャマイカ工科大学が千葉大学の学生を対象に実施した第2回短期オンラインプログラムの閉講式が行われました。

閉会式では、当協会のリッテル・ディアス代表理事が、ジャマイカ工科大学の事務局と教授陣、そして千葉大学の学生、教授、スタッフへ、プログラムの成功への祝辞を述べました。。

このプログラムでは、ジャマイカの地理、歴史、文化、エコロジーと気候変動、エネルギー分野の概要、日本人とジャマイカ人学生との文化交流など、様々なテーマが取り上げられました。

このオンラインプログラムの成功をうけ、ジャマイカ工科大学と千葉大学は学術交流協力協定を締結することになりました。また、両大学間の学術・研究協力をさらに強化するため、学生交流協定についても現在交渉が進んでいます。

閉会式には、駐日ジャマイカ大使ショーナ=ケイ・リチャーズ閣下、駐ジャマイカ日本国渥美恭弘閣下、ジャマイカ工科大学ケビン・ブラウン学長、千葉大学教育改革担当副学長の小澤 弘明教授が出席されました。