駐日ドミニカ共和国大使への表敬訪問 および展覧会「トラスセンデンシア」について
2025年9月30日、一般社団法人日本ラテンアメリカカリブ振興協会(JAPOLAC)代表理事 リッテル・ディアス博士は、駐日ドミニカ共和国特命全権大使 エドワード・ペレス閣下を表敬訪問しました。訪問には、当協会の理事であるアジョイ・シンハ・ロイ氏、ニール・バトラー氏、フレディ・アルミホス氏が同行しました。
会談においてディアス博士は、JAPOLACの目的および活動概要について説明し、日本とラテンアメリカ・カリブ諸国間における実務的な協力および交流の促進における同協会の役割を紹介しました。特に、文化交流の推進、ビジネス支援、学術交流の分野における取り組みについて重点的に説明を行いました。
あわせてディアス博士は、2023年にJAPOLACが主催したドミニカ共和国の文化イベント、また今年、くら寿司との協力により実施したドミニカ料理の試食企画を紹介しました。本企画は、2025年大阪・関西万博のくら寿司パビリオンにおいて、ドミニカ共和国の「ペスカド・コン・ココ」を来場者に紹介することを目的として実施されたものです。
また、ディアス博士はペレス大使の外交活動を全面的に支援する意向を改めて表明し、JAPOLACが大使館の取り組みを補完するプラットフォームとして、日本国内の政治、経済、社会および国際情勢に関する有益な情報を提供できる存在であることを強調しました。
これに対し、ペレス大使は表敬訪問を歓迎され、JAPOLACの活動および日本とラテンアメリカ・カリブ地域、特にドミニカ共和国との関係強化に向けた取り組みについて理解を深める貴重な機会となったことに謝意を示されました。
同日、ディアス博士はドミニカ共和国大使館のご招待により、東京のインスティトゥト・セルバンテスにて開催された展覧会「トラスセンデンシア」を見学しました。同展覧会では、ドミニカ共和国出身の彫刻家フアン・トリニダードによる木彫作品が展示され、自然、記憶、アイデンティティ、文化的継承をつなぐ媒体として「木」を通じて、「超越(トランセンデンス)」の概念が表現されています。これらの作品は、素材が芸術へと昇華される過程を通じて、ドミニカ共和国文化の持続的な精神性と創造性の深さを象徴しています。
ディアス博士は、展覧会への招待に対しドミニカ共和国大使館に心より感謝の意を表するとともに、ドミニカ共和国と日本の間の文化的対話および相互理解の促進に大きく貢献する展覧会の実現に対し、祝意を表しました。
