チリ共和国 独立215周年を祝賀
9月18日、在日チリ共和国大使館は、チリ共和国 独立215周年記念式典を開催し、日本政府関係者、外交団、在日チリ人コミュニティの代表者・関係者が一堂に会しました。
式典において、駐日チリ共和国大使はご挨拶の中で、建国記念日は、両国が共有する民主主義、人権、持続可能な開発、そして国際平和の推進といった基本的価値を再確認する機会であると述べられました。さらに大使は、2025年がチリ・日本の両国関係において特に活気に満ちた年となっていることに触れ、より深い政治対話、経済協力、科学・技術・イノベーション分野での連携を通じて構築される「共通の繁栄と発展への道」を強調されました。
ご来賓として出席された松本尚 衆議院議員(外務副大臣)は、チリ政府および国民に対し祝意を述べられ、二国間パートナーシップの揺るぎない強さ、そしてチリが日本にとってラテンアメリカ地域における重要な戦略的パートナーであることを改めて示されました。
本年の祝賀行事は、2025年5月に実施されたチリ共和国大統領の公式訪日を受け、両国関係が再び活発化する中で開催され、これを契機に、エネルギー、天然資源、デジタル経済、食料安全保障などの分野で協力が一層強化されました。また、APEC、CPTPPなどの多国間枠組みにおける連携や、エネルギー転換・技術革新を支える共同イニシアチブも進展しています。
JAPOLAC(日本ラテンアメリカカリブ振興協会)代表理事 リッテル・ディアス博士は、在日チリ大使館からのご招待を受け本式典に出席し、チリ共和国大使に祝意を伝えるとともに、JAPOLACとして在日チリ共和国大使館の活動を引き続き支援していく姿勢を改めて表明しました。
本年、JAPOLACはくら寿司との協力のもと、在日チリ共和国大使館においてチリ産ウニの試食会を実施しました。本取り組みは、2025年大阪・関西万博におけるくら寿司パビリオンでのラテンアメリカ・カリブ地域の食文化発信を目的としたものです。万博会期中には、チリの象徴的な食材であるチリ産のウニが来場者に提供され、その味わいが広く紹介されました。
