8月 18, 2021

パナマ科学技術事務局(SENACYT)、 植物工場センター兼研究所(CIPAC AIP)開設に向け会合行う

CIPAC AIP

2021年7月30日金曜日、パナマ科学技術事務局(SENACYT)は政府、民間企業、学術機関代表者らと会合を行い、植物工場センター兼研究所(CIPAC AIP)協会設立を決定しました。
同会合にはパナマ農業革新機構(IDIAP)アルヌルフォ・グティエレス代表、パナマ大学のエルディス・バルネス氏、植物工場開発財団(FUNDAAC)のダビッド・プロエンサ・ラブラーダ氏、民間企業のヘルシー・グローワーズのマリエル・エディス・マグリーニ氏、西パナマ競争力センター財団(CECOM-RO)のフェリペ・アリエル・ロドリゲス氏が参加しました。
また、米大陸農業協力機構(IICA)パナマ支部ヘラルド・エスクデーロ代表他、農業開発省、パナマ大学、SENACYTの参加者らによる介入もありました。
本会合参加者満場一致により、 CIPAC AIP, 開設、パナマ政府への開設に係る正式表明、さらには最初の理事会が次の通り承認されました。

会長          パナマ科学技術事務局(SENACYT)
副会長       農業開発省(MIDA)
事務局      パナマ大学(UP)
会計          西パナマ競争力センター財団(CECOM-RO)
ボーカル     植物工場開発財団(FUNDAAC)

CIPAC AIP はパナマ・トクメンエリアに設立され、その後公私関連団体の協力体制のもと植物工場に係る研究、研究、農業生産を開始します。

“同体制を確立したことにより、政府に左右されず中長期にわたり継続的な事業が可能となります。非営利団体とし、国際レベルで、持続可能性のある生産性の高い、さらには技術革新に関わる政府五カ年目標(PENCYT 2019-2024)にも準ずる研究を促進することを目的とします。”と、SENACYTエドアルド・オルテガ・バリーア事務局長は説明しました。
さらに、国内の研究所、中南米諸国のイノベーションや各国教育機関とも連携を行っていくほうしんであることにも言及しました。

植物工場での生産は、化学薬品ではなくテクロノジーを駆使し、土地、水、気候、栄養、気温を管理化することで害虫、菌類、バクテリア、線虫などの外的要因から農業生産力保護だけでなくその向上をはかり、無害であり高品質な製品を、狭い空間において高い生産力生産することができます。また、温室効果ガス(GEI)を減らす効果も実証されています。
会合中エスクデーロ氏は、生産環境向上目的のビニールシートを利用する農業形態からはじまり、網利用、施肥潅漑、土地解析、底土利用、水の再利用、節約技術、温室効果ガス削減などを経て植物工場にたどり着いた、20年間のパナマにおける植物工場の変革について示唆しました。
エスクデーロ氏はさらに、パナマは他国の技術力に頼ってきた傾向があり、各セクターが同調することなくやってきた旨、さらには2015、2017、2019年に植物工場の国際カンファレンスの開催国となったその後から、公私セクター間でのより良い連携が確立され、大学からの協力も得られるようになりました。そして2020年に公私公共政策が提言され、CIPAC AIPが目指す植物工場での農業生産に関する研究・イノベーションが促進されていく旨言及しました。

また農業生産システムの競争力向上を促進するための研究政策や、農業開発その他関連分野を遂行する民間企業の設立に関する法律を含む、PENCYTの更新にも影響を及ぼしました。
“CIPAC AIPはパナマという国が技術を受ける国ではなく、技術や製品を世界に打ち出していく国として、世界に示していく事業の施設になるでしょう。”とエスクデーロ氏は話します。

オルテガ・バリーア事務局長からは、“パナマAIPの環境システムは、国の競争力や生産力の向上をはかるべく、政府目標である同分野に関して統制強化、融資、フレキシビリティを促進し活性化していく大きな助けとなるでしょう。SENACYTの責任として、科学技術・イノベーション分野の国家予算(FONACITI)を通して同CIPAC AIP事業を進めていく所存です ”と言及がありました。さらにはSENACYTが2021年の特別予算を獲得、さらには同研究所を支援するべく2022年の追加予算も申請している旨説明がありました。